2019年9月から、ラグビーワールドカップが
テレビでも放映され、その熱戦と日本代表の
活躍で、ラグビーファンも増えている。
yahoo 知恵袋の質問の中に、
なぜ日本代表なのに、外国人選手が多いのか?
という質問があったので、一緒に考えてみたい。
ラグビー発祥の地 イングランドだったのが原因
ラグビーは19世紀の初めに、イングランド(イギリス)で
生まれたスポーツです。
イングランド・ウォリック州ラグビーのパブリックススクール。
ロンドンから急行列車で1時間の距離。駅の名前がラグビーなのです。
出典: https://news.arukikata.co.jp
フットボールの試合中、一人の学生がルール違反をして、
ボールを手にもって走り出したのが最初の始まりです。
その後エールズ、スコットランド、アイルランド
など、周辺の地域にも広まりました。
大学やパブリックスクールでも、学生がその魅力に
虜になり広がっていったのです。
当時は大英帝国が世界各地に、植民地を拡大していった
時代だったので、
大英帝国には、イングランド、スコットランド、ウエールズ
アイルランド、オーストラリア、南アフリカなど
があり、どこに所属するかを決める必要があった。
それぞれの地域の対抗試合がワールドカップの始まり。
また学校を卒業後、エリートたちが世界ヵ国に散らばって行き、
それぞれの国で、ラグビーも普及させていったのです。
イギリス人が、世界各地に自分の活躍の場を替え
住まいをその地に移し、同時にラグビーの選手を
指導していったのです。
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外人が多いのは、ラグビーのルールに原因
ワールドカップに参加できる条件を、
国籍主義にすると、現地で活躍する
イギリス人はワールドカップに参加できません。
そこでラグビーにおける代表規定を
「協会主義」にしたのです。
各地域のラグビー協会に所属する選手が、
国籍にかかわらず代表になれるのです。
ラグビーの世界大会に参加できるルールは
1.生まれた国籍
2.両親、祖父母の内一人がその国の出身
3.その国に3年以上住み続けている。
※ 2020年末からは、3年から5年に変更されます。
上記の規定以外に、他国で代表歴がなく
最初の3つの条件のうち最低1つ以上満たすことです。
つまり国籍が違っていても、自分が所属している
クラブチームが、その国であれば、その国の
代表選手となることができるので、日本代表選手
として、外国人が多いのです。
リーチ・マイケル主将 トンガ出身 出典 http://tsukasastyle.com
プロフィール
- 名前:リーチマイケル(Michael Lietch)
- 生年月日:1988年10月7日(30歳)
- 出身地:ニュージーランド クライストチャーチ
- 身長:190cm
- 体重:105kg
- 高校:札幌山の手高校
- 大学:東海大学
- ポジション:ナンバーエイト、フランカー
- チーム:東芝ブレイブルーパス・サンウルブズ
リーチ選手もすでに帰化し、日本国籍を取得しています。
2015年9月のワールドカップの時に五郎丸さんの
ツイートが、多くの人の心を打ち、賞賛を浴びた。
「ラグビーが注目されてる今だからこそ
日本代表にいる外国人選手にもスポットを。
彼らは母国の代表より日本を選び日本のために
戦っている最高の仲間だ。
国籍は違うが日本を背負っている。
これがラグビーだ。」
外国人の選手も、留学生として日本で学び、
日本を愛し、日本のために恩返しをしたい
という熱い思いで戦っています。
是非彼らにも日本人と同様
感謝し、盛大な応援をしていきましょう。