国連食糧農業機関(FAO)が警告
多くの食料があるのに食料危機になる恐れがある。
原因
輸出規制。物流の停滞。買いだめ。備蓄。労働者不足。害虫
米・小麦(供給)の面では
多くの国で価格が急上昇している。
原因は 生産国の食料確保による輸出規制 ⇒ パニック買い
インド コメの最大の輸出国
ロシア 小麦の最大の輸出国
この両国が、自国の国民の食料確保のために、輸出規制を始めている。
新型コロナが原因で、貿易寸断、ロックダウン,輸送困難
⇒ 農産物が放置されたまま腐っている。
新型コロナで経済が縮小(需要)面では
原油価格の下落、観光不振・・⇒ 所得の減少・喪失
⇒ 食糧が買えない
国連世界食糧計画(WFP)の警告
今まで 需要か供給かの危機のどちらか
今回 需要と供給の危機が同時
未知の領域 1億3000万人が飢餓
豊かな国・貧しい国 問わず
今後何か月、何年間か
食料確保が厳しくなる。
日本の食料自給率 37%ですので、日本も食料が確保がむつかしくなる。
インド
ジャガイモ 価格が 27%上昇
世界最大のコメの輸出国 通常の出荷 15%~20%
米がたくさんあるのに、物流の問題で輸出が出来ない
今まで、2~3日に1隻だったのが、2週間に1隻
畑でトマトやバナナが腐ってしまった。
もう食糧を買うお感もない、お金がなければ、
次の季節に向けた作付けもできない。
フィリピン
世界最大のコメの輸入国
ドゥテルテ大統領
「食料安全保障は、社会経済的、政治的安定を維持するカギだ。
それを無視するなら、自らが責任を負うことになる。
我々にとって最も喫緊の優先課題は、国民のために十分な
米の供給を確保することだ。」
ベトナム
米の輸出国3位
3月はすべてのコメ輸出出荷を停止
⇒ 今は再開
ロシア
世界最大の小麦の輸出国
7月まで輸出停止
エジプト
世界最大の小麦輸入国
8か月分備蓄するために、フランス、ロシアから大量に買い付けた。
⇒ 小麦の国際価格を押し上げた原因
コンテナ船 30%船が動いていない
港についても税関、検疫が閉鎖しているので
⇒ 手続きが遅れている ⇒ 積み荷が腐っていく
航空
旅客便 85% 欠航
航空貨物 35% 低下
日本などの豊かな国は
高い輸入価格で貧しい国に競り勝つことはできます。
貧しい国は買えない
世界的飢餓、暴動、戦争の懸念
これから日本の取るべき道
食料安全保障
食料自給率のアップ + 食料自給力のアップ
休耕地の活用 植物工場の増加を図る