端午の節句になぜ菖蒲湯に入るのか

菖蒲湯 イベント情報
Pocket

Contents

菖蒲湯 つくり方 効果効能

こどもの日 5月5日のこどもの日(端午の節句)には、
昔から菖蒲の葉を10束ほどゴム紐などで束ねて、
お風呂に入れて、その香り、効能を楽しむという風習があります。

端午の節句になぜ菖蒲湯に入るのか その由来

端午の節句には昔から、邪気を払うと称してショウブやヨモギを軒にさし,
菖蒲(しょうぶ)湯に入り,ちまきやかしわもちを食べるという風習がありました。

3月3日の女の子のひなの節供に対して
5月5日を男の子の節供とし,武具、よろい兜の武者人形などを飾り,
庭先にこいのぼりや吹流しを立てて祝いました。

江戸時代に菖蒲(勝負 尚武=武道を重んじる。)という意味で
鎧兜を飾るようになったのです。

3.菖蒲湯の作り方

1.菖蒲をきれいに洗う。

2.  10本ほどの菖蒲をひもやゴムで束ねる
また切り刻んで布袋に入れる。

3. 空の浴槽に菖蒲を入れる

4. 熱めの湯(43度ぐらい)でゆっくりと香りを出す。

4.菖蒲はどこで手に入れるのか?

菖蒲は川や池の水辺に生えていますが、
自分で探しに行くのはむつかしいです。

菖蒲は、端午の節句の前になると、
花屋やスーパーの店頭で販売されます。
売り切れると再入荷はほとんどないので、、予約をしておくとか、

節句の前に、店頭で菖蒲を見かけたら早めに購入して、
家で保存しておくようにしましょう。

菖蒲が手に入らない場合

漢方薬のお店で「菖蒲根」売っていますか? とたずねてみてください。

菖蒲根は、切り刻んで、一握り分を布袋に入れて煮ます。

お風呂には、煮出した汁をすべて注いでください。

そすると、精油成分のたっぷり入った菖蒲湯が出来上がります。

 

4.効果効能

血行促進 腰痛 神経痛 冷え性 筋肉痛 リュウマチ 肩こり
アロマテラピー効果があります。

菖蒲の有効成分は、葉よりも根茎の部分に多く含まれています。
根は切らずに、そのまま使ってください。

葉の根本がピンク色になっている所は、特に強く香る部分ですので、
切り取らないでください。

茎や根には、神経痛や腰痛を和らげたり、血行促進を促す効果がある
アサロンやオイゲノールという成分が含まれています。

スーパーなどは、葉だけしか売っていない場合は、
薬局で菖蒲根を注文してください。

5.お風呂以外、菖蒲の使い方

菖蒲湯に使う前

①菖蒲枕
前日(5月4日)の夜に枕の下に菖蒲を敷いたり、菖蒲で作った枕で眠り、
当日(5月5日)はこれを菖蒲湯に使います(香りで邪気を払う)。

②菖蒲切り
束ねた菖蒲を刀に見立ててチャンバラごっこをします。
「菖蒲太刀」とも呼ばれていますが、武道上達祈願や悪霊退治の意味が込められています。

菖蒲湯に入りながらの楽しみ

菖蒲の葉を鉢巻のように頭に巻いて、「頭が良くなりますように」と願うことで、頭が良くなると言われています。

地域によっては菖蒲を枕の下に入れて寝て、翌日に菖蒲湯に使って無病息災を願うというところもあるようです。

お風呂につかりながら、湯船に浮かんだ菖蒲の葉を取って、

「菖蒲の葉を頭に巻くと、頭が良くなるんだよ」

と教えながら頭に巻いたり、

「菖蒲の葉をおなかに巻くと、おなかが痛くならなくなるよ」

とおまじないをかけてあげるのも良いかと思います。

日頃、子どもとのコミュニケーション不足なパパやママは、菖蒲をネタに、お風呂で遊ぶのもいいですね^^

菖蒲湯まつり
石川県加賀市山代温泉では、毎年6月4日・5日に「菖蒲湯祭り」が開催される。6月なのは旧暦の端午の節句ということだろう。

菖蒲湯祭りでは、菖蒲神輿が山代温泉をねりまわり、一年の無病息災が祈願される。お祭り期間中は、邪気を払う菖蒲の香りが町中に広がるという。

ご家庭のお風呂で入る菖蒲湯も楽しいが、こうした温泉地で祭りを楽しみながら入る菖蒲湯もなかなか乙なものがありそうだ。




6.まとめ

菖蒲湯は体が温まり、腰痛や肩こりに効果があるだけではなく、菖蒲の葉を鉢巻のようにして巻くと頭がよくなるおまじないにもなるそうです。

親子で入浴の際は是非、お子さんに教えてあげて下さいね。

菖蒲湯の作り方!葉菖蒲のお風呂効果が期待できる3つの方法と入り方 まとめ
菖蒲湯の作り方には、浴槽に菖蒲の葉を入れる方法と、
刻んだ菖蒲からエキスを抽出したものを湯船に加える方法の2種類があります。

菖蒲湯に使う菖蒲は、花屋さんで売っている花菖蒲ではありません。

花菖蒲はアヤメ科ですが、菖蒲湯用の菖蒲は葉菖蒲でサトイモ科です。

また、花菖蒲には効能がないのでお風呂に入れても効き目がありません。

間違えて花菖蒲を購入しないようにご注意下さい。

タイトルとURLをコピーしました